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館長日記

第7回 明日へ「一魚一会 さかなクンと久慈の命の物語」NHK特別番組

2019/07/25

 この特別番組は、2019年4月7日(日)に1時間番組として放送された。8年目を迎えた震災の日、3月11日には、毎年欠かさず久慈を訪れてくれるさかなクンを密着取材しながら、被災したもぐらんぴあ、久慈地域の子ども達とどのように向き合ってきたのか、知られざる復興のドラマとして取材したものである。

 さかなクンのI社長から、この取材のお話をいただいた。I社長は、前々回このコーナーで紹介した書籍「ボク、もぐらんぴあ 応援団長はさかなクン!東日本大震災で全壊した水族館の物語」の出版を勧めてくれた人である。1時間番組にさかなクンが取り上げられるのはよくある事だが、震災番組とはいえ、もぐらんぴあの取材は異例に思えた。それに地域の皆さん方も取材するという。I社長いわく「震災復興は、一時的な支援と建物や道路などの復旧で一段落というのが一般的な受け止め方。本当の意味での震災復興は、この前出版した本のように、いかに地域と向き合い歩んできたか?という事だと思う。今回の取材は、それを映像によって表現する事かな。」と、明快だった。

 NHK取材スタッフの皆様は、3月初旬から下旬にかけて、あちらこちらに忙しく動き回りながら精力的に取材された。もぐらんぴあにも何度も足を運び、スタッフの取材をしていただいた。スタッフも当時を思い起こしながら、それぞれ心境を吐露する機会となった。貴重な体験に感謝申し上げたい。

 放送終了後、番組を見た方々から「良かった」という感想が多く寄せられた。被災した直後から、さかなクンがもぐらんぴあや被災した子供たちと向き合い、明るく前向きにかかわって活動してきた事を私達も改めて思い起こした。被災した子供たちが、元気いっぱい手を上げて質問し、クイズに答え、喜び、笑い、躍動する。笑顔がいっぱい咲く。見ている私達も嬉しくなる。私達自身も、この様なさかなクンのソフトパワーに引き寄せられるように、励まされ、一歩一歩前に進んできた気がする。

 さかなクンが何故ここまで関わってくれたのか、理由はわからない。でも、お蔭様で私達は人生の分岐点にもなりかねない、辛い時期を乗り越えることができた。

 感謝してもしきれない。

 次回は「深海生物コーナー」について伝えていきたい。